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自給自足生活のメリット・デメリットとは?始め方も解説

最近、芸能人が自給自足生活を行っているという話も聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。

 

都市生活の便利さを手放す代わりに、健康や環境、そして自己充実感を得られるこのライフスタイルには多くの魅力があります。

しかし、

・自給自足のデメリットはなんだろう

・そもそもメリットがわからない

・自給自足を始めるための具体的な方法を知りたい

 

など様々な疑問も生じるでしょう。

本記事では、自給自足生活のメリットやデメリット、始めるための具体的なステップも紹介します。

ぜひ参考にしてください。

 

自給自足生活とは?

自給自足の栽培

自給自足生活とは、環境への配慮や健康志向、経済的な自立を求める方々に注目されている生活スタイルです。

 

生活に必要な食料や電気などのエネルギーなど他社に依存せず、自分たちでまかない生活する事を指します。

 

自給自足は単に農業や畜産だけでなく、エネルギーの自給やリサイクル、そしてDIYを行い生活全般を自己完結させることが求められます。

 

自給自足のメリット

自然とのふれあい

自給自足生活は自然と深く関わる生活です。四季の移り変わりを肌で感じ、作物の成長や収穫の喜びを直接味わうことができます。自然の中での生活は心身ともにリフレッシュでき、良い影響を与えるでしょう。

 

生活費の削減

自分で食料を生産することで、スーパーでの買い物にかかる費用を大幅に削減できます。また、自家製のエネルギー(太陽光発電や薪ストーブなど)を利用することで、光熱費も節約できます。

 

健康的な食生活

自分で育てた野菜や果物、飼育した家畜から得られる食材は、自分の意思で無農薬やオーガニックとする事ができます。採れたての食材を使用できるため食品添加物や化学薬品を避けることができるのも大きなメリットです。

健康的な食生活を送れるでしょう。

 

環境への配慮

自給自足生活は環境負荷を減らすことができます。地産地消による輸送コストの削減、リサイクルやコンポストの活用、再生可能エネルギーの利用など、持続可能な生活を実践することが可能です。

 

スキルの向上

自給自足生活を送る中で、多くの新しいスキルを身につけることができます。農業技術、畜産管理、建築や修理、料理の技術など、多岐にわたるスキルが求められ、それらを習得することで自己成長を感じることができます。

 

自給自足生活のデメリット

労力と時間が必要

自給自足生活は非常に労力がかかります。作物の世話や家畜の管理、エネルギーの確保など、日常的に多くの時間と労力を費やさなければなりません。特に初めのうちは、予想以上に時間がかかることが多いです。

 

スキルや知識の習得が必要

自給自足生活には、多くの専門的な知識と技術が必要です。農業や畜産、建築、エネルギー管理など、幅広い分野での知識が求められます。これらを習得するには時間と努力が必要です。

 

一定の初期コストが発生

自給自足生活を始めるには、土地の購入や設備の導入など、初期投資が必要です。特に大規模に始める場合は、相当の資金が必要となります。また、初期投資を回収するには時間がかかることも覚悟しなければなりません。

 

都市生活とのギャップがある

都市生活に慣れている人にとって、自給自足生活は大きなギャップを感じるかもしれません。娯楽施設やショッピングセンターが近くにない、インターネットや携帯電話の接続が悪いなど、不便さを感じる場面が多々あります。

 

自給自足生活を始めるための4ステップ

土地の選定と取得

まずは自給自足生活を送るための土地を選びます。気候や土壌、周囲の環境などを考慮し、自分に合った土地を見つけましょう。都市近郊よりも田舎の方が広い土地を安価で手に入れやすいです。購入か賃貸かも検討ポイントです。実際に現地を訪れて、周囲の環境やコミュニティの雰囲気も確認することをお勧めします。

 

基本的な農業技術の習得

農業は自給自足生活の基盤となるため、基本的な農業技術を習得することが重要です。以下の点に注目して学びましょう:

 

土壌改良:良質な作物を育てるためには、土壌の状態を改善することが重要です。堆肥の作り方や施肥の方法を学んでおきましょう。

種まきと植え付け:適切な時期に種をまき、苗を植える方法を習得します。季節ごとの気候や作物の特性を理解することも大切です。

害虫駆除と病気対策:無農薬で栽培する場合、自然な方法で害虫や病気を防ぐ技術が必要です。コンパニオンプランティング(共生栽培)や手作りの防虫スプレーなども効果的です。

 

家畜の飼育

家畜を飼うことで、肉や卵、乳製品を自給することができます。以下のステップで計画を立てます:

家畜の選定:自分の生活スタイルに合った家畜を選びます。鶏は卵やお肉の供給源となるでしょう。ヤギや牛はミルクを提供してくれます。ご自身のスタイルにあった家畜の選定を行いましょう。

 

飼育施設の準備:家畜の種類に応じた飼育施設を準備します。鶏小屋やヤギの囲いなど、適切な住まいを提供しましょう。

餌の管理:家畜に必要な餌を確保し、適切に管理します。自給自足の一環として、餌の一部を自分で生産することも考えられます。

具体的な道具としては、給餌器、給水器、掃除用具、飼料保存用のコンテナなどが必要です。また、家畜の健康管理のために、基本的な獣医の知識も習得しておくと良いでしょう。

 

自給自足に必要な設備と道具

自給自足生活を支えるためには、さまざまな設備や道具が必要です。具体的な設備や道具の例を解説します。

 

エネルギー自給: 太陽光発電システムや風力発電機を設置することで、自家製の電力を確保します。また、薪ストーブを利用して暖房や調理を行うことも一般的です。
水の確保: 井戸を掘るか、雨水収集システムを導入して水を確保します。浄水システムも設置して、安全な飲料水を確保しましょう。
農具と工具: 農作業や建築、修理に必要な道具を揃えます。例としては、シャベル、鍬、スコップ、ハンマー、ドライバー、のこぎり、ドリルなどがあります。
保存と加工: 収穫した作物を長期保存するために、缶詰や乾燥、漬物作りの技術を習得します。必要な道具としては、圧力鍋、乾燥機、漬物樽などがあります。

 

自給自足を成功するためのポイント

コミュニティに積極的に参加

自給自足生活を成功させるためには、孤立しないことが重要です。同じような生活を送るコミュニティに参加し、情報交換や助け合いを行いましょう。地元の農業コミュニティやオンラインフォーラム、SNSグループを活用すると良いでしょう。近隣住民との関係も大切です。助け合いや物々交換など、地域社会とのつながりが生活の質を向上させます。

 

継続的な学習を行う

自給自足生活は一度始めたら終わりではなく、常に学び続けることが求められます。新しい技術や方法を取り入れ、失敗を恐れずに試行錯誤を繰り返すことで、より良い生活を実現できます。農業技術や家畜飼育、エネルギー管理などの分野で定期的に情報をアップデートし、ワークショップやセミナーに参加することも大切でしょう。

 

効果的な時間管理

自給自足生活では多くの作業が必要となるため、効果的な時間管理が重要です。計画的に作業を進め、無駄な時間を減らすことで、効率よく生活を維持できます。作業リストを作成し、優先順位をつけて取り組むことがポイント。季節ごとのスケジュールも考慮し、収穫期や繁忙期に合わせた計画を立てましょう。

 

まとめ

自給自足生活は、自然と調和し、自己成長を促す素晴らしいライフスタイルです。多くのメリットがある一方で、挑戦や困難も伴います。

今回紹介した内容はあくまで、食のすべてを自給自足をする例ですが、どこまで自給自足生活を実施するのかはご自身のスタイルで選ぶと良いでしょう。

 

本サイトでは、アグリツーリズムを通して自給自足生活の一部を体験できます。

ぜひお気軽にご相談ください。

  • 投稿カテゴリー:農業